1716年創業の中川政七商店は、「くらしの工藝布」シリーズの新作として、アイヌ刺繍を取り入れたタペストリーや飾り布などのインテリアコレクション16種をリリースすると発表しました。

2024年9月4日(水)より中川政七商店 渋谷店、奈良本店、オンラインショップにて販売開始するとのこと。

アイヌ刺繍を取り入れた暮らしの景色を彩るインテリア

中川政七商店が2023年11月に立ち上げた「くらしの工藝布」は、古くからある工芸の技に向き合い、今の暮らしを再解釈するインテリアコレクションです。第1弾の「刺し子・裂き織」に続く今回の新シリーズ「アイヌ刺繍」では、北海道釧路市阿寒町に暮らすアイヌ工芸作家8名とともに、暮らしの景色をつくる布が製作されました。

アイヌ民族では、自然と共生する暮らしの中で独自の工芸文化を育み、その技術は現在も刺繍や木彫など、多くの工芸品に受け継がれています。そんなアイヌ民族に伝わる工芸を現代のくらしに溶け込むインテリアとして表現したのが、「くらしの工藝布 アイヌ刺繡」シリーズとのこと。

伝統的な文様とものづくり

刺繡のデザインには伝統的な文様「アイウㇱ」に加え、アイヌ工芸作家によって9種の文様が描き起こされています。それぞれの文様には、作家の個性や願いが込められ、白生地に白い糸を重ね雪、空、木々など阿寒湖の豊かな自然が表現されています。

また刺繍の製法には、アイヌ民族の伝統技法である手刺繍の「イカラリ」や「オホカㇻ」を取り入れ、手作業では難しい2メートルに及ぶ大判サイズは機械刺繍で表現。繊細な手刺繍の美しさと、インテリアに存在感を与える大判の機械刺繡、それぞれの違いが楽しめます。

ラインナップ

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「くらしの工藝布 アイヌ刺繡」シリーズは、この記事で紹介した製品を含め全12種がラインナップされています。

詳しく知りたい方は、特集サイト(アイヌ刺繍 | くらしの工藝布)をご確認ください。