Nothing、ブランド初となるオープン型イヤホン「Ear (open)」を発表。グローバル規模での発売は10月1日を予定
Nothing、ブランド初となるオープン型イヤホン「Ear (open)」を発表。グローバル規模での発売は10月1日を予定
Nothingは、耳を塞がないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン「Ear (open)」を9月24日に発表しました。
聴く人の生活環境に溶け込みあらゆる音を逃さないイヤホンとして、長時間でも快適に使用できる軽い装着感を実現。独自のOpen Sound Technologyは、ユーザーにとって必要なあらゆる環境音を拾いつつ、オーディオコンテンツに没入できるリスニング体験を提供するとのこと。
グローバル規模での発売は10月1日を予定しており、米国や英国では既に予約販売が開始。日本では、発表時点で公式サイトに24,800円という価格が掲載され、“通知を受け取る”というボタンが用意されているだけとなっています。
指向性スピーカーを搭載し、14.2 mm ダイナミックドライバーを装備
Ear (open)は、耳に引っ掛けるタイプのオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。Sound Seal Systemと指向性スピーカーにより音漏れをシャットアウトし、またイヤホンの前後から発する音波がノイズキャンセラーとして機能することで、自分だけのオーディオ空間を作ります。
さらにNothingのイヤホンで最大となる14.2 mm ダイナミックドライバーを装備し、ドライバーユニットの振動板には、両端部ではなく中央で音を捉えるユニークな構造を採用。低周波数域の音声信号をスピーディーかつ正確に検知し、最適な音声設定に調整する自動アルゴリズムと合わせて、深みのある没入型の視聴体験を実現しました。
また振動板の素材にはチタンコーティングを利用。これにより通常のイヤホンより30%部品を軽量化し、中~高周波数域にてクリアでキレのあるサウンドを実現しました。
圧迫感からの解放
聴く人の生活環境に溶け込みあらゆる音を逃さないイヤホンとして、圧迫感からの解放にも重点が置かれています。イヤホンの装着が負担にならないよう、スピーカーの角度は50度傾け外耳道への負担を軽減、3点で支えるトライアングル構造により装着時の安定性を向上、肌の質感に似て柔軟性に富んだシリコン素材を耳掛け部分に採用することで耳への負担軽減などが実現しました。
また重さは8.1gと軽量で、IP54相当の防塵・防水性能を備えているので、ランニングやサイクリング、様々なアクティビティにも利用できますね。
妥協しない万全の体制
このほか、Nothing Xアプリでの自由なEQ曲線の調整、通話時のノイズを除去するノイズキャンセリング技術「AI Clear Voice Technology」によるクリアで明瞭な通話環境が実現。タイムラグがなくゲームをシームレスに楽しめる「低遅延モード」では、エンド・ツー・エンドのレイテンシーを120ms以下にキープすることが可能です。Google Fast Pair、Microsoft Swift Pair、Nothing OS搭載機種限定のChatGPT統合機能、デュアル接続などもサポートされています。
イヤホンを充電可能なケースは、これまでのNothingブランドのイヤホンらしい、精密な機構部の美しさが楽しめる透明なデザインとなっています。サイズは125.9×44×19mmで、合計の重さは64.8gです。スリムなデザインなのでポケットやバッグに簡単に入り、優れた携帯性といえます。
バッテリーはイヤホンが64mAh、ケースが635mAhです。再生時間はイヤホンのみで8時間、ケースを合わせて30時間。通話の場合、イヤホンのみで6時間、ケースを合わせて24時間となっています。なお充電方式はUSB-C。
ワイヤレスはBluetooth 5.3、対応コーデックはAACとSBC で、プロファイルはRFCOMM、SPP、HFP、A2DP、AVDTP、AVCTP、AVRCPです。
Nothing、ブランド初となるオープン型イヤホン「Ear (open)」は、執筆時点において、海外では予約販売を開始していますが、日本ではまだ始まっていません。代わりに、公式ストアではメールアドレスを登録することで、入手可能になり次第連絡を受け取ることができるようになっています。興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
なお本サイトでは、Amazonや楽天市場などでEar (open)が発売開始されましたら、その情報をお知らせする予定です。Nothing公式サイト以外での購入を検討されている方は、本サイト公式SNSのフォローをおすすめします。
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