富士フイルムX-M1の後継機「X-M5」が2024年後半に登場との噂。では「X-E5」は?

富士フイルムX-M1の後継機「X-M5」が2024年後半に登場との噂。では「X-E5」は?

富士フイルムから2013年に発売されたレンズ交換式カメラ「X-M1」の後継機とされる「X-M5」が、2024年後半に出るとの噂が広がっています。事実だとすれば富士ユーザーにとってビッグニュース。富士の小型機が気になってウォッチしている筆者にとっても気になる話題でしたので情報をまとめました。

それと今年の2月に書いた「富士フイルムXシリーズの最軽量カメラX-E5の発売を妄想してみる」の続きとして、あれから約6ヶ月経った現時点における「X-E5」の情報についても軽くまとめています。

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X-M1とは

富士フイルムのX-Mシリーズの初代X-M1は、レンズ交換式カメラシリーズのエントリーモデルとして、2013年7月27日に発売。MiniやMobileを意味するMを冠したX-M1は、エントリークラスでありながらも、解像力や画質が上位モデルであるX-Pro1X-E1に負けず劣らずの性能であることに加え、小型軽量なため人気を博しました。

X-E1が発表された2012年6月頃から開発が始まり2013年7月に発売となったため、およそ1年ほどの期間で登場したことになります。極端に短い開発期間ですが、これはMシリーズがEシリーズからEVFを取った交換式ミラーレスというような立ち位置でもあることが影響していそうです。

一方でエントリー層向けということで色づくりに関しては若干の変更が加えられていました。

今回X-Mシリーズの新型が登場すれば、長らく空席だった小型軽量のエントリーモデルが誕生することとなり、本来プロフェッショナル向けのサブ機でありながら市場ではエントリーモデルとして認識されているX-Eシリーズの立ち位置がより明確なものになりそうです。

X-M5が2024年後半に出るという噂の出どころ

まずこの噂の出どころは、2024年7月15日にFuji Rumorsに掲載された「Surprise: Fujifilm X-M5 to be Launched in Second Half of 2024」です。記事には“信頼できる情報筋によると、富士フイルムは2024年後半にX-M5を発表する予定だ”との記載があり、これが噂の出どころとなっています。

もともと2024年には、あと1機種がX-Pro4、X-E5、X-T40、X-T300、GFX100R、X80の中から出るとされてきましたが、現時点では新たな候補X-M5の説が濃厚になって来ているようですね。

“信頼できる情報筋”というのが何かは不明ですが、この記事が掲載された後もX-M5に関する噂は度々出ています。しかし、X-M2ではなくM5というナンバリングになる理由は不明です。

フィルムシミュレーションダイヤルが採用される

登場時期以外の噂としては、まずX-T50で初めて登場した「フィルムシミュレーションダイヤル」がX-M5にも搭載されるという噂があります。こちらは8月27日にFuji Rumorsに掲載された「RUMOR: Fujifilm X-M5 Coming with Film Simulation Dial」が出どころです。

X-M1は軍艦部右側に「撮影モードダイヤル」と露出補正含む様々な設定を制御するための「コントロールダイヤル」、中央にホットシュー、左側に「ポップアップ式のフラッシュ」を搭載しています。記事では、このコントロールダイヤルがフィルムシミュレーションダイヤルに置き換わるのではないかと予想されていました。

X-M1

ただ個人的にはポップアップ式の内蔵フラッシュがなくなり、そこにフィルムシミュレーションダイヤルが搭載されるのではないかと思います。というのも、GIZMODOの「あまちゃんから一気にステップアップ? スマホ写真家にこそ使って欲しいX-M1企画者インタビュー」を見ると、X-M1は物理ダイヤルを搭載することにかなりこだわっていたように思えるからです。

見た目じゃない。エントリーにこそダイヤルが必要

上野さん:よく「クラシカルなイメージを出すためにダイヤルを付けている」と勘違いされるのですが、そういうことではありません。我々としては、初心者の方でもわかりやすく、操作しやすいインターフェイスがダイヤルだと考えています。設定を変えるたびにメニューを呼び出し、十字キーで選択してOKを押す。その手順よりも、ダイヤルを回して設定完了というほうが、とてもシンプルでわかりやすいはずです。

あまちゃんから一気にステップアップ? スマホ写真家にこそ使って欲しいX-M1企画者インタビュー

無茶ぶりを叶えてしまう開発メンバー

上野さん:X-Pro1やX-E1といった上位機種と同じ機能をこのサイズに組み込むことが、一番たいへんでした。ファインダーがない分小さくはできるのですが、ダイヤルを3つ載せるだけでも一苦労で。

あまちゃんから一気にステップアップ? スマホ写真家にこそ使って欲しいX-M1企画者インタビュー

またX-M1はホットシューを搭載しているので外付けフラッシュが利用できます。以上から内臓フラッシュがなくなる可能性はあるかもしれません。

ちなみにフィルムシミュレーションダイヤルとは、フィルムの色調を簡単に再現できる機能「フィルムシミュレーション」を物理ダイヤルで切り替えることができるというもの。X-T50では軍艦部の左側に搭載されており、最新の「REALA ACE」を含む、20種類のフィルムシミュレーションを選ぶことができます。

チルトからバリアングルモニタに変更される

2つ目の噂はチルトからバリアングルモニタに変更されるというものです。こちらもFuji Rumorsで「Fujifilm X-M5 Coming with Selfie Screen – My Hope is the Return of This Screen!」という記事になっています。

X-MシリーズがEシリーズからEVFを取った交換式ミラーレスという立ち位置であることや、昨今の市場の流れを見るとバリアングルモニタが採用される可能性は高そうです。ソニーのZV-E10IIのようなVlogカム的な側面も持つエントリーモデルを想定しているのかもしれませんね。

また、X-M1は底面と右側にスロットや端子口が搭載されていたのでこれを継続できるなら、仮にバリアングルが採用されてもモニターとスロットなどの干渉は起こりにくそうです。

2024年に出るかもと言われていたX-E5はどうなる

前述したように今年の2月、本サイトでは次のような記事を書きました。

ここでは、富士フイルムは2024年中に3つのカメラを発表すると言われており、そのラインナップはX100VI、GFX100SII、そしてもう1機と予想されていると書きましたが、実際はX-T50が6月28日に発売され、さらに2024年後半にX-M5が出る可能性が高まっているというのが現状です。

X-E5はもともと2024年、もしくは25年に登場すると言われてきた機種です。仮にX-M5が今年に出るのであれば、エントリーモデルとプロフェッショナルモデルという違いはあれど、小型軽量というコンセプトが被るカメラを同じ時期に出す可能性は低いかもしれませんね。

まとめ

2024年後半に登場との噂があるX-M5について書いてきました。仮に登場するなら11年越しとなります。どのように進化してくるのか、また世界的には小型機の需要が乏しいとされる中でニーズを掴めるのか注目です。場合によっては後から出るかもしれないX-E5の売れ行きにも影響しそうですね。以上です。

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